宮古そば、古謝本店

 宮古島に降り立って最初に口にしたのが、宮古そば。頂いたのは古謝本店である。宮古の歓楽街である西里にある老舗で、製麺所も経営している店だ。沖縄本島では「沖縄そば」、宮古島では「宮古そば」と、同じような麺で呼び名が違うが、店の人に言わせるとダシや具が微妙に違ってくるのだそうだ。僕が古謝本店でオーダーしたのは山盛りの野菜が印象的な「野菜そば」。

 掘り起こさなければならないくらいに山盛りに載せられている野菜は、ちょうど良いしゃきしゃき観を残すように軽くさっぱりと炒めてあり、ボリュームの割にはどんどん入ってくるおいしさだった。

 そして野菜を苦労して掘り起こして出てきたのが宮古そばである。見た感じ、そばやラーメンと言うよりはうどんに近い太めの平麺で、波打っている様子は刀削麺のそれに似ている。小麦100%だが、うどんとも刀削麺とも違う、さっぱりとした風味としっかりとしたコシの麺になっている。

スープ。これはとても好きだ。豚と鰹の合わせダシは、脂抜きをしているのか、とてもあっさりしている。これが麺に絡んできて、本当に「いくらでも食べられる」と言えそうなほどさっぱりとした1杯に仕上がってくる。

 半分くらいまで食べたときに、更に楽しみを膨らませる薬味があった。コーレーグースである。コーレーグースとは島唐辛子を泡盛につけ込んだ辛い液体で、宮古島の食堂のほとんどどこにでもあるようなポピュラーな薬味だ。これを野菜の上からかけてみると、更にさっぱりとした風味が引き立てられ、そしてちょっと癖のある泡盛の香りと辛さが食欲の火に油を差す。

 宮古島に来たとたんに、初めて食べた宮古そばのファンになってしまったのは、さっぱりとボリュームのあるパッケージを作り出す、あのスープだったのだろう。思い出すだけでよだれが出ますね。

Posted : 2005年09月08日 02:03 Permalink


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コメント

やっぱり「そば」ですよね。
店員さんの若い女性のとっても素晴らしい対応は
忘れません。
だって、返事は無いし、睨み付けるし、
質問しても回答しないしね。

2008年2月26日 10:51 そば@自慢
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